おれは、帰国するぞ。
4月5日前後に帰国したら、早速、仕事を探すのだ。
しばらく、無職だったので、「金欠病」になった。
この歳では、割のよいのは無理だろう。
ま、自転車で、空き缶集めでもしようかなあ。
「元ゴールドマン・サックス社員、空き缶集めをしながら、モンゴルの
貧困児童・母子家庭を支援」は、多分、アメリカでもニュースになるか?
面白そうだよ。これ。
この生き方は、「21世紀型人間」と思うよ。
「ハーバード大学院MBA卒業者が、数百億円懐に入れた後、その会社が倒産して、
残った社員数万人が失業した」のより、まともだよ。
さて、さて、 最近、おれの気分を壊した話。
「高岡さんがモンゴルの現場に居なくなったら、資金援助しない」と言ってくれる人がいる。
よく言うよ。本当に。
自分は安全な場所に身をおいてさ。
そんな人や、団体からの資金援助はいらないよ。
この俺が、援助金を個人的な飲食に使うのではあるまいし。
今回の施設確保は、事業の急激な縮小も視野に入れた、「新事務所&母子センター」なのだ。
外部からの資金援助がゼロでも、ちゃんと、支援事業はできるのだ。
恩を着せられるのであれば、資金提供は、むしろ、こちらで断るよ。
最後は、おれの個人資金だけでも運営してみせる。
受益者は、貧困の母子たちだ。
念のため、高岡が受益者ではないのだ。
おれがモンゴルの現場にいなくとも、最低限の事業の継続をするための施設だよ。
「言葉より実行」だ。
おれは一人暮らし。 誰も住んでいない日本の自宅を、ずーっと、心配しているんだぜ。
雨戸など締め切ったまま。
電気、水道、ガスは元栓を締めている。
郵便物だけ、近所の人に、「我が家にまとめて投げ入れてくれ」と頼んでいる。
そんな事情も知らないで、「帰国したら資金援助しない」とは、
全く、よく、そんなことを、言えるねえ。
いらないよ、そんな、金は。
早く日本に帰って、しょうゆで、焼いた秋刀魚を、いっぱい食べたいよ。